当館常設展示室では、日本を代表する銅版画家であり、市原市名誉市民である深沢幸雄の作品を主に、市原市にゆかりのある作家の作品を、年に4回の展示替えを行い、紹介しています。
深沢の媒酌人であった詩人・川路柳虹(かわじ りゅうこう)から勧められ読んだダンテの『神曲』〈地獄篇〉は、様々な罪で地獄へ落ちた者たちのおぞましい世界を描いたもので、それを深沢は形象化し、版に刻みました。1954年から、完全なる独学で銅版画を制作してきた深沢ですが、この『神曲』シリーズ内の作品で日本版画協会賞を受賞し、以降、相次いで受賞を重ね、銅版画界の若き旗手に躍り出ました。本展は、深沢幸雄のダンテ『神曲』〈地獄篇〉シリーズ9点と初期作品、あわせて22点の作品をご紹介します。
画像:ダンテ『神曲』<地獄篇>より《チェルベロ》/深沢幸雄 1957年
深沢の媒酌人であった詩人・川路柳虹(かわじ りゅうこう)から勧められ読んだダンテの『神曲』〈地獄篇〉は、様々な罪で地獄へ落ちた者たちのおぞましい世界を描いたもので、それを深沢は形象化し、版に刻みました。1954年から、完全なる独学で銅版画を制作してきた深沢ですが、この『神曲』シリーズ内の作品で日本版画協会賞を受賞し、以降、相次いで受賞を重ね、銅版画界の若き旗手に躍り出ました。本展は、深沢幸雄のダンテ『神曲』〈地獄篇〉シリーズ9点と初期作品、あわせて22点の作品をご紹介します。
画像:ダンテ『神曲』<地獄篇>より《チェルベロ》/深沢幸雄 1957年