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次回開催

レイクサイドスペシフィック!

2024.07.20.Sat.

- 2024.09.23.Mon.

市原湖畔美術館での「作品鑑賞」と「場所の観察」


東京から車で1時間の里山にある当館は、1995年、人工湖・高滝湖のほとりにオープンした観光・文化施設「水と彫刻の丘」のリノベーションにより、2013年に誕生した、自然豊かな美術館です。バブル経済の真っただ中で設計され、バブル崩壊後に竣工した既存建物には、数々の謎が残されていました。本展では、カワグチテイ建築計画(当時:有設計室)によるリノベーションによって生まれた回遊性の高いユニークな建築空間、周辺環境から着想を得た5名の作家によるサイトスペシフィックな作品群が美術館内外に展開されます。湖のほとりにある美術館で、作品を介して、展示されている環境そのものに目を向けてみる楽しさを体験できる機会となれば幸いです。

出展作家:森洋樹、石田真澄、光岡幸一、トモトシ、BIEN

プロフィール

森洋樹 Hiroki Mori[彫刻家]

1988年富山県生まれ。2012 年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業、2014 年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース修了。日常生活で何気なく思い込んでいる「もの」のイメージをリセットし、自分たちが見ているものは何か意識するきっかけとなる木彫作品を制作している。主な個展に、18年「one side」(銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京)、主なグループ展に、23年「出張モノローグス #2」(GASBON METABOLISM、山梨)、同年「proepi to puroepi」(コートギャラリー国立、東京)など。

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石田真澄 Masumi Ishida[写真家]

1998年埼玉県生まれ。雑誌や広告などで活動。17年5月、自身初の個展「GINGER ALE」を開催後、18年2月、初作品集「light years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行。19年8月、2冊目の作品集「everything will flow」、21年、3冊目の作品集「echo」を同社より刊行。主な個展に、17年「GINGER ALE」(gallery ROCKET、東京)、22年「otototoi」(BOOK AND SONS、東京)、主なグループ展に、19年「LOOKING THROUGH THE WINDOW」(GYRE GALLERY、東京)など。

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光岡幸一 Koichi Mitsuoka[美術家]

名前は、字がすべて左右対称になる様にと祖父がつけてくれて、読みは母が考えてくれた。(ゆきかずになる可能性もあった。)宇多田ヒカルのPVを作りたいという、ただその一心で美大を目指し、唯一受かった建築科に入学し、いろいろあって今は美術家を名乗っている。矢野顕子が歌うみたいに、ランジャタイが漫才をするみたいに、自分も何かをつくっていきたい。一番最初に縄文土器をつくった人はどんな人だったんだろうか?

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tomotosi

トモトシ tomotosi[映像作家]

1983年山口県生まれ。国立大学法人豊橋技術科学大学建設工学課程を卒業後10年にわたって建築設計・都市計画に携わる。2014年より展覧会での発表を開始。「人の動きを変容させるアクション」をテーマに、主に映像作品を制作している。2020年より東京でトモ都市美術館を運営し、新しい都市の使い方を提案している。主な展覧会に、19年「あいちトリエンナーレ2019」(豊田市)、同年「有酸素ナンパ」(埼玉県立近代美術館、埼玉)、23年「絶対的遅延計画」(TAV GALLERY、東京)など。

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Kazuki Shibuya

BIEN[美術家]

1993年東京都生まれ。アニメーション表現や文字、記号などに着目し、その形状や意味を解体/再構築する抽象的なドローイングをはじめ、近年では映像、彫刻、インストラクション、インスタレーションなどメディアを横断しながら、事物の表象に問いかける作品を発表。多様なカルチャーの文脈を取り入れたアプローチもまた、BIENの表現の特徴である。主な個展に、21年「DUSKDAWNDUST」(PARCEL, HARUKAITO by island、東京)、23年「PlanetesQue: The Case of B」(PARCEL、東京)、主なグループ展に、18年「理由なき反抗」(ワタリウム美術館、東京)、20年「PARALLEL ARCHEOLOGY」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)など。

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基本情報

開館時間平日/10:00 〜 17:00 土曜・祝前日/9:30 〜 19:00 日曜・祝日/9:30 〜 18:00
最終入館は閉館時間 30 分前まで
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)
料金一般:1,000( 800 )円 / 大高生・65 歳以上:800( 600 )円
*()内は 20 名以上の団体料金。
*中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方(または障害者手帳アプリ「ミライロID 」提示)とその介添者(1 名)は無料
*支払いは現金のみとなります。
主催市原湖畔美術館[指定管理者:(株)アートフロントギャラリー]