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【市原湖畔美術館開館10周年記念】地域へ、世界へ。わたしたちの10年

レポート2023.07.15
2023年夏、市原湖畔美術館は開館10周年を迎えました。開館してからこれまで支えてくださったアーティストの方々や地域の方々、国内外から来館してくださったお客様をはじめとするみなさまに心から感謝いたします。「地域へ、世界へ。わたしたちの10年」として当館や市原のアートシーンを振り返る特設ページをアーティストメッセージと共に公開しています。(アーティストメッセージは こちら)これからも市原湖畔美術館は、「里山の地に足でしっかり立ち、眼は広く世界を眺める」美術館として活動していきます。

市原湖畔美術館のこれまでの歩み

1970年
高滝ダム建設計画が始まる

1990年
高滝ダム竣工

1995年
●市原市水と彫刻の丘オープン。指定管理者は、一般社団法人市原市観光協会

2009年
●市原市水と彫刻の丘活性化計画策定
●「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」を経済部職員が有志で視察(8月)
●市経済部と北川フラムの初顔合わせ。その後、北川、市原市訪問。南部地域を視察(10月)

2010年
●市原市水と彫刻の丘リノヴェーション計画のためのプロポーザルコンペ実施(審査委員長:伊東豊雄、審査員:曽我部昌史、高橋晶子、北川フラム)
●「瀬戸内国際芸術祭2010」を経済部職員が有志で視察

2011年
●南部地域の活性化を目的とした芸術祭を構想。プレイベントとして「アート漫遊いちはら」開催
●リニューアル工事のため休館

2012年
〇小湊鐵道飯給駅前にToilet in Nature(世界一大きなトイレ)を設置(設計:藤本壮介)。いちはらアート×ミックスの第一号作品
●リニューアル工事のため休館
●「いちはらアート×ミックス」実行委員会発足(8月)

2013年
●「いちはらアート×ミックス企画概要&市原湖畔美術館開館」発表会をJPタワーで開催(5/19)
●市原湖畔美術館オープン。指定管理者は株式会社アートフロントギャラリー。ヴィト・アコンチ基調講演、オープニングイベントとしてアンリ・マティス「ダンス」、ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を模したパフォーマンス(演出:羊屋白玉)を実施(8/3) 
●同美術館レストラン棟に「PIZZERIA BOSSO」 オープン
★磯辺行久ー環境・イメージ・表現ー(8/3~11/4)
★第1回市原湖畔美術館子ども絵画展(11/23~12/28)

2014年
★深沢幸雄 −銅版が奏でる詩−(1/18~3/2)
〇いちはらアート×ミックス2014(3/21~5/11)
★Collective Memories-記憶の集積-(3/21~5/31)
★プリントって何?-境界を超えて-(6/21~9/15)
★原広司:WALLPAPERS(10/4~12/28)
●One Show Identity Design Gold Pencil、第48回SDA賞サインデザイン優秀賞、 2014年度ADC賞、第18回CSデザイン賞 グランプリ(デザインディレクション色部義昭/株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究室)
●第21回千葉県建築文化賞 最優秀賞(株式会社カワグチテイ建築計画)

2015年
★第2回市原湖畔美術館子ども絵画展(1/17~2/22)
★ロマネコンティ・ピクニックーEAT&ART TARO 美味しいの探し方ー(3/14~5/31)
〇いちはらアート×ミックス2015春:(5/2~5/6)
★小沢剛―ゾウ館長からの夏休みのしゅくだい(6/20~9/23)。市原ぞうの国のぞうが、オープニングで出張パフォーマンス
★巨匠シリーズの個展 浅葉克己展(10/10~1/11)
〇いちはらアート×ミックス2015秋(11/21~23、28、29)
●日本建築学会作品選集新人賞2015(株式会社カワグチテイ建築計画)

2016年
★第3回市原湖畔美術館子ども絵画展(1/30~2/28)
★おおたか静流With藤本隆行 くらやみ美術館(3/29~5/8)
★暮らしのなかの造形―中国・民間芸術のかたちと祈り(5/21~7/3)
★開発好明:中2病 展(7/16~9/19)
★ワンロード:現代アボリジニ・アートの世界(10/1~1/9)

2017年
★第4回市原湖畔美術館子ども絵画展(1/21~2/26)
★カールステン・ニコライ:Parallax パララックス(3/18~5/14)
〇いちはらアート×ミックス2017(4/8~5/14)
〇市内小学校を会場とする「学校を巡る版画展」開催(6校)
★アブラカダブラ絵画展(6/3~7/30)
★ラップ・ミュージアム(8/11~9/24)
★石川直樹:この星の光の地図を写す(10/21~12/28)

2018年
★Adiós Amigo 銅版画家 深沢幸雄 追悼特別展(1/6~2/12)
★第5回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/24~3/11)
〇市内小学校を会場とする「学校を巡る版画展」開催(12校)
★60 (rokujuu) ひびのこづえ展(4/6~6/24)
〇いちはらアート×ミックス2018春(5/3~5/6)
★そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~(7/14~9/17)
★ジョゼ・デ・ギマランイス展~アフリカは魅了する~(10/20~1/14)
〇いちはらアート×ミックス2018秋(11/23~25、12/1、12/2)

2019年
●指定管理者にアートフロントギャラリーが再任される
★第6回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/2~3/10)
★更級日記考――女性たちの、想像の部屋(4/6~7/15)
★夢みる力――未来への飛翔 ロシア現代アートの世界(8/4~10/27)。会期中に台風の影響のため2度にわたって停電が発生。パスタで出来たチシコフ作品を2度にわたって修復
★サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~(11/16~1/13)

2020年
★第7回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/2~3/1)
●新型コロナウィルスによる緊急事態宣言のため、2度にわたって臨時休館(3/5~31、4/4~5/27)
★雲巻雲舒―現代中国美術展・紙(3/20~7/26)
★田中信太郎展「風景は垂直にやってくる」(8/8~10/18)
★本城直季 (un)real utopia(11/7~1/24)

2021年
●新型コロナウィルス感染拡大のため、3度目の臨時休館(1/9~3/21)
★第8回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/6~3/7)。一般公開が叶わず、出展者とその家族のみの特別内覧会を実施(2/16~3/7)
★Artists’ Breath コロナ禍の中、アーティストはいま(4/3~6/27)
★メヒコの衝撃 メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる(7/10~9/26)
★戸谷成雄 森-湖:再生と記憶(10/16~1/16)。関連展示として「湖の記憶」と題した資料展示とフォーラムを開催
〇いちはらアート×ミックス2020+(11/19~12/26)

2022年
★第9回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/6~3/13)
★金氏徹平 S.F.(Something Falling / Floating)(4/16~6/26)
★ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ(7/16~9/25)
★試展-白州模写 「アートキャンプ白州」とは何だったのか(10/15~1/15)
〇牛久リ・デザインプロジェクト第1期(10/29~11/13)

2023年
★第10回市原湖畔美術館子ども絵画展(2/4~3/5)
●藤原式揚水機が老朽化のため、展望台としての利用ができなくなる(3月)
〇牛久リ・デザインプロジェクト第2期(3/18~3/26)
●市原市の呼びかけで近隣有志による「湖畔のマルシェ」が始まる(毎月第4土曜日開催)
★末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―(4/15~6/25)
〇牛久リ・デザインプロジェクト第3期(6/16~7/23)
●開館10周年記念展「湖の秘密―川は湖になった」(7/15~9/24)

現在


(●:美術館関連、〇:美術に関する市原市の特筆すべき出来事、★:企画展関連)