1946年新潟県生まれ。ガウディ・ブームの下地をつくった「アントニ・ガウディ展」、全国88校を巡回した「子どものための版画展」、全国194か所38万人が来場した「アパルトヘイト否!国際美術展」、米軍基地跡地をアートの街に変えた「ファーレ立川アートプロジェクト」等をプロデュース。「房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス」、「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」、「瀬戸内国際芸術祭」等の総合ディレクターをつとめる。
市原湖畔美術館は、千葉県一の貯水面積を誇る高滝湖を望む、自然豊かな美術館です。
1995年に開館した観光・文化施設「市原市水と彫刻の丘」のリニューアルにより、市原市の市制施行50周年を記念して2013年に誕生しました。
首都圏から車で約1時間というアクセス、高滝湖畔という絶好のロケーションを生かし、アートだけでなくさまざまなアクティヴィティを屋内外で楽しめる「首都圏のオアシス」を目指しています。
①現代アートを中心とした企画展、②地域・子どもに開かれたワークショップ、③外に向かって展開するコミュニティ活動を通して、市原市が掲げる「アートによる地域づくり」の中核を担うユニークな美術館として活動しています。
指定管理者
市原湖畔美術館は、5つのコンセプトのもとに展覧会やイベントを企画しています。
市原湖畔美術館は房総の里山にある人造湖のほとりにたたずむ小さな美術館です。
「里山の地に足でしっかり立ち、眼は広く世界を眺める」をこころざしとして活動しています。また、地域に根差し、子どもたちにとって楽しい、新鮮な体験ができる、首都圏のオアシスでもあるように運営していきたいと思っています。ハイキング気分でおいでください。
市原湖畔美術館 館長
北川フラム FRAM KITAGAWA
プロフィール
1946年新潟県生まれ。ガウディ・ブームの下地をつくった「アントニ・ガウディ展」、全国88校を巡回した「子どものための版画展」、全国194か所38万人が来場した「アパルトヘイト否!国際美術展」、米軍基地跡地をアートの街に変えた「ファーレ立川アートプロジェクト」等をプロデュース。「房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス」、「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」、「瀬戸内国際芸術祭」等の総合ディレクターをつとめる。
市原湖畔美術館は1995年にオープンした観光・文化施設「水と彫刻の丘」のリノベーションにより2013年に誕生しました。当時はめずらしかったリノベーションのプロポーザルコンペを実施(審査委員長:伊東豊雄)、231件の応募の中から有設計室(現・カワグチテイ建築計画)が選ばれました。
既存建物の仕上材をすべて剥がしてコンクリートの構造体だけを残し、そこにアートウォールと名付けたスチール折板の新しい壁を縫うように挿入して、展示室やラウンジ、ホールなどをつくりだしています。もとあったスロープや階段による回遊性の高いユニークな骨格を生かし、建物内外を連続的に巡りながら、古いものと新しいもの、アート作品や様々なアクティヴィティ、湖や緑の豊かな周辺環境など、さまざまなものを一体となって体験できる美術館となっています。
構造 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 地上1階、地下1階 |
敷地面積 | 11,283.51㎡ |
建築面積 | 1,404.43㎡ |
延床面積 | 1,799.11㎡(地下1階569.80㎡/1階1,220.33㎡/屋階8.98㎡) |
常設展示室 | 88.16㎡(1階) |
企画展示室1 | 201.72㎡(1階) |
企画展示室2 | 75.15㎡(1階) |
企画展示室3 | 142.14㎡(地下1階) |
多目的ホール | 73.67㎡(1階) |
情報ラウンジ | 79.89㎡(1階) |
エントランス兼ミュージアムショップ | 34.29㎡(1階) |
収蔵庫 | 48.29㎡(1階) |
カフェレストラン | 66.38㎡(別棟) |
77台収容可 | (第1駐車場13台、第2駐車場22台、第3駐車場42台) |
受賞
2015年日本建築学会作品選集 新人賞
第21回千葉県建築文化賞 最優秀賞
改修設計
カワグチテイ建築計画/川口有子+鄭仁愉
プロフィール
カワグチテイ建築計画は川口有子(かわぐち・なおこ)と鄭仁愉(てい・じんゆ)の2名の建築家による一級建築士事務所です。
2006年に創業(名称:有設計室), 2014年より法人化に伴い「株式会社カワグチテイ建築計画」と改称し, 住宅,医療福祉施設,リノベーション,公共施設まで幅広い分野に活動を広げている。
代表作品は,「市原湖畔美術館」「美波町医療保健センター」など。