サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~

2019.11.16.Sat.

- 2020.01.13.Mon.

宮本常一は、生涯にわたり日本全国をくまなく歩き、それぞれの土地の特長やそこに生きる人々の知恵を、独自のやり方で民俗学のなかに蓄積してきました。そしてそれを、故郷周防大島で言うところの「世間師」として、具体的な生活のなかに活かそうとした人でもあります。社会問題がますます複合・複雑化するなか、旅をしながら個々の土地に根差した実践を試みた宮本の姿は、今日でも私たちを鼓舞し続けています。
一方アーティストたちは、地球環境が劣悪になり資本主義が倫理性を失った現在、美術館やギャラリーといったホワイトキューブだけでなく、現実の課題がある「土地」に入りだしています。美術は、具体的な地域のなかで、社会とのかかわりを体現し始めたかに見えます。
本展では、宮本の土地へのまなざしや思想を伝えるとともに、現代において、土地の特色を活かしたアートプロジェクトや、土地をリサーチした作品を発表するアーティストに焦点をあて、具体的な地域に目を向け、そこに生きる人々の声に耳を傾けることの意味を問い直します。

参加作家木村崇人、栗田宏一、曽我英子、竹腰耕平、中﨑透、西野達、深澤孝史[50音順]
宮本常一関連部分監修中村寛(多摩美術大学准教授、文化人類学)

基本情報

会期2019年11月16日(土)~2020年1月13日(月・祝)
開館時間平日/10:00~17:00、土曜・休前日/9:30~19:00、日曜・休日/9:30~18:00
(最終入館は閉館時間の30分前まで)
休館日毎週月曜日、2019年12月28日(土)~2020年1月3日(金)(ただし2020年1月13日は開館)
料金一般600 (500)円/大高生・シニア(65歳以上)500(400)円。
()内は20 名以上の団体料金。中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介添者(1 名)は無料。