市原湖畔美術館 常設展示室
2021.1.5.Tue. – 2021.4.4.Sun.
2020年度 第4期 「絵と詩」
深沢幸雄《黄昏銀座》2000
若月公平 銅版画集 六つの月より《星の雫》1996
【展示について】
本展示では、市原市ゆかりの作家で日本を代表する銅版画家である深沢幸雄の作品を中心に、市原市の収蔵作品をご紹介いたします。今回は、深沢幸雄の書入りパステル画と、若月公平の詩画集を展示いたします。
絵と詩の関係は深く、古代ギリシアの詩人のことばで「絵は黙せる詩、詩はものいう絵」という一句が伝えられています。対となる絵と詩ですが、この二つが一つになったとき、鑑賞者をより一層深く引き込みます。絵と詩が見せる想像の世界を、是非ご堪能ください。
【深沢幸雄(1924-2017年)】
銅版画家・深沢幸雄は、山梨県に生まれ、東京美術学校を卒業後、市原市にアトリエを構えて創作活動を続けてきました。
卓越した銅版画の技法を駆使した詩情あふれる深沢独自の作品は、国内外で高い評価を得ています。また、銅版画家として活躍する一方、日本版画協会理事長や多摩美術大学教授を歴任し、若手作家の育成にも力を注いでいました。
【若月公平(1956年-)】
埼玉県生まれ。1981年に武蔵野美術大学 実技専修科研究課程版画専修を修了し、その頃からほどなくして、国内の公募展や海外の国際版画展で大きな賞を受賞し、注目を集めました。
現在は、社団法人日本版画協会 会員、大学版画学会 会員、東北芸術工科大学 芸術学部 美術科の教授として、現代版画の発展に貢献しています。
※ただし1/26~2/5、3/9~19は、企画展示入れ替え期間のため、常設展示のみの開催となります。
一般:200(160)円 大高生・シニア(65歳以上):100(80)円
【常設展示室について】
常設展示室では、年に4回の展示の入れ替えを行い、市原市収蔵作品の中から、
銅版画家・深沢幸雄の作品を中心に展示を行っています。
*市原湖畔美術館は、450点を超える深沢作品を所蔵している、国内では有数の美術館です。