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開催中

暗闇をくぐってみたら Part1 竹内公太展「のののののまつり」

2026.05.01.Fri.

- 2026.06.28.Sun.

2026 年1 月~ 4 月の改修工事に伴う完全休館を経て、市原湖畔美術館は9 月まで部分的開館のかたちで、作風の全く異なる2 組のアーティストによる劇場型の連続個展を開催します。

ミュージアムショップの奥にある秘密の入口をくぐり、真っ暗な闇を進むとそこは日常とは異なる世界が拡がっている。
展覧会に足を踏み入れた皆様を、不思議な異世界へと導きます。

第一弾は、石碑や遺構を取材してアート作品を手掛ける竹内公太による映像インスタレーション。
4か月にわたる市原でのフィールドワークをベースに、自然の移ろいとともに太古から流れてきた時間を遡ります。
はじまりは太陽と月。滝、土、炎。生命を慈しむ祈り。そして近代化と戦争。祀りと政が重なり合う異空間へ、あなたを誘います。

出展作家:
Part1 竹内公太
Part2 笹岡由梨子

撮影:田村融一郎

見どころ

《三面世界へ》2026年

■市原での渾身のリサーチから生まれた新作インスタレーション

竹内公太は本展のために4か月にわたり、市原に滞在。石碑や遺構のリサーチを続けてきた竹内が今回注目したのは、道端にたたずむ馬頭観音像や子安像、そして戦争に関する石碑。市内各地、70か所以上をひとつひとつ訪ね歩き、土地の自然、風土、信仰、歴史の記憶をたどる新作インスタレーションを発表します。
また、会場では今回撮影した石造物の場所を示すマップを公開し、地域に点在する信仰や歴史の痕跡をたどる視点を提示します。

《三面世界へ》2026年

■三面馬頭観音像の視点を空想する映像インスタレーション

暗闇を通った先に現れる第1の部屋に映し出されるのは、太陽と月の動きが刻む時間、滝、野焼きの炎、隧道といった、自然と人為が交錯する世界です。壁には、三面馬頭観音の像が配置され、まるで石像の視点から世界を見つめ直すかのような映像空間が展開します。

《テレビのある集会所》2026年

■石造物に込められた祈りとコミュニティの記憶

地下の部屋に並置された、安産や子の健やかな成長を祈る子安像の写真と、戦争の記憶を伝える石碑の映像。さまざまな姿をした母と子の像の上に浮かび上がる日々の暮らしの中に息づいていた命への祈りと、地域に刻まれた戦争の歴史が静かに交差します。普段は見過ごされがちな石造物を通して、身近な風景に潜む記憶や時間の層に光を当てます。

プロフィール

竹内 公太(たけうち こうた)[1982年兵庫県生まれ]

福島県在住。石碑や映画館などの地域の歴史の痕跡を題材にしたインスタレーション等を手がける。また、第二次世界大戦中に太平洋を横断した風船爆弾の歴史に関する連作を発表。近年の参加展覧会に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(2024年 新潟)、「さばかれえぬ私へ」東京都現代美術館(2023年 東京)、個展「浜の向こう」いわき市立美術館・いわき芸術文化交流館アリオス(2022年 福島)など。Tokyo Contemporary Art Award 2021 -2023 受賞。

基本情報

開館時間平日/10:00 〜 17:00 土曜・祝前日/9:30 〜 19:00 日曜・祝日/9:30 〜 18:00
最終入館は閉館時間 30 分前まで
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)
料金一般:800 ( 600 )円 / 大高生・65 歳以上:600( 400 )円
*()内は 20 名以上の団体料金。
*中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方(または障害者手帳アプリ「ミライロID 」提示)とその介添者(1 名)は無料
主催市原湖畔美術館[指定管理者:(株)アートフロントギャラリー]