当館の常設展示室には、深沢幸雄の後期の大型メゾチント作品制作に大きな役割を果たした自動目立て機が展示されています。メゾチントとは、銅版画の技法のひとつで、ベルソーという櫛目状の刃をもつ道具を用い、銅板に刃をあてて縦、横、斜めと規則正しく揺り動かして版の下地をつくります。この「目立て」と呼ばれる作業は、通常手で動かしながら進めますが、深沢は、刃渡り20㎝ほどのベルソーが自動で目立てをするロボット「チンタラ一世」を発明し、メゾチント版画の革新ともいえる版の量産と大型化に成功しました。
そのチンタラ一世の目立てのデモンストレーションを深沢幸雄生誕100周年を記念して、以下の日程で開催します。
8月17、24、31日(土)
9月7、14、21日(土)
*時間は全日程13:00~13:05
*お申込不要ですが、見学には入館チケットのご購入が必要です。
開催中
イベント
「チンタラ一世」が動きます
2024.08.17.Sat