IAW第3回 松本力「48 クォンタム オブ ソリテュード」展覧会

IAW(Ichihara Art Windowシリーズ)

ここ市原で、アートの大きな窓がオープンします。

動物と輪郭 Animals & Silhouette

 

市原湖畔美術館の大きな窓のあるホールで、今、注目すべきアーティストの個展を開催するシリーズが始まります。今年度は、原游、西原尚、松本力の3人を紹介します。この3人は、それぞれが日本や海外で活躍しているアーティストですが、昨年の「アートいちはら2015春」IAAES(旧里見小学校、2015、千葉)で、展示やワークショップ、ライブを行い、大変好評を博しました。IAWでは、3人の作品や様々な活動を多方向から紹介します。市原の大きな窓から、3人の世界をぜひご覧ください。

 

展覧会概要:

松本 力 Chikara Matsumoto 「48 クォンタム オブ ソリテュード」

松本力が48年とそのアニメーション作品に、分析的思考で対峙するものです。絵かきとしての記憶と想像で、ことばとえのリフレクションを数えて、時間に道標をおくような、信じつづけなければならないものを対象化する試みです。これまでの作品と、進行中の作品を公開いたします。

自己認識として、映像は記憶にかたちを与える行為であると感じる。また、ストップモーションによるアニメーション制作を、絵による映像表現と位置づけて、時間芸術のひとつの可能性と解釈を探ることを目指すものである。映像作品は、人の意思と意図によって、心的な瞬間に表され、道標のように置かれるものである。そのような一個人の精神の連なりを、内包する批評性において、他者との関係性という外界で分析し、反射する。また、その外界を想像することで、相対する身体性に、発展的に幾度も回帰するような、意味の瞬間を観る感覚を表象するものである。

 

会期:2017年5月3日(祝・水)~5月21日(日)

会場:市原湖畔美術館 多目的ホール

入場料:入館料は展覧会ごとに異なります。

当館のウェブサイトから、各展覧会の入館料をご確認いただけます。(中学生以下無料)

企画:カトウチカ

主催:市原湖畔美術館(指定管理者:株式会社アートフロントギャラリー)

 

展覧会関連イベント:

下記のイベントの申し込みは、こちらへ:https://ssl.form-mailer.jp/fms/7d4610ad469255

 

5月3日(水・祝)14:00~16:30 オープニング・レセプション

※どなたでもご参加いただけます。

 

5月3日(水・祝)~5日(金・祝)10:00~18:00 オープンアトリエ(プレワークショップ)

作家はアトリエごと美術館に引っ越して公開制作をしていますので、皆さま是非お越しください!

 

5月13日(土)午前部:10:00~12:00、午後部:13:00~16:00 アニメーションワークショップ「踊る人形」 (所要時間30~45分程度)

ストップモーション・アニメーションの技法で、ポーズをとる人と、その絵を描く人とが交代しながら、それぞれの想像をつなぎあわせます。

参加費:300円/1名、500円/親子2名(定員30名)

※どなたでもご参加いただけます。(小学生以下の方は、保護者同伴)

 

5月14日(日)14:30~16:00 トーク

ゲスト:成相肇 (東京ステーションギャラリー学芸員) ※ 参加無料、入館料別途。

 

5月14日(日)16:00~17:00 音楽と映像のパフォーマンス「みずうみをわたるうたごえ」

ゲスト:VOQ(音楽家) ※ 参加無料、入館料別途。

 

 

 

作家からのメッセージ:

『慰めの報酬』という小説と映画がある。ぼくでいえば、そのクォンタムは、孤独な夢想のクオリアだ。

くるおしい夕方の光、夜のしじまから薄暗い空、一日の終わりに永遠の像を結ぼうと試みる。ドーンからダークの間、混沌のなかに秩序を見出そうとする、デイドリームとナイトウォッチがある。無意味さをつらぬくような、きみのまなざしがとどく。ほんのいっしゅんでしかないけれど、たましいは自分のように自分をみる。どこか遠いところではなくて、きみとのあいだに、どちらでもない場所があって、その境界線上を直走る。そこに自分がいるのを知って、その記しを憶えている。自分を助けるのは自分だ。心をつくして、いままでもこれからも意味の瞬間を観る。

48は折り返しだが、おいてきたことばのリフレクションとして、意味の分析をつづける意図と意志の表象だ。

閉じるな、開けゴマ。さようならば、もうなにもいわなくてもいいことがある。

もし、ぼくがまちがっているとしても、いまのところ、そういうものだ。

(松本力)

 

 

Ichihara Art Window シリーズについて

アートの大きな「窓」がオープンします。

日々違う新しい風景、未知の世界がそこに現れます。

この「窓」は、私達が見ている世界と、見えない次元の世界をつなぐ回路でもあります。

アーティストや、アートに触れた人は、「窓」を大きく開くことが出来るのです。

IAW シリーズ・キュレーター・カトウチカ

 

松本 力(絵かき、映像・アニメーション作家)について

一コマずつの手描きアニメーションで「時間の絵」による映像表現を目指す。音楽家とのライブパフォーマンスや手製映像装置「絵巻物マシーン」でワークショップ「踊る人形」を行う。「大山アニメーションプロジェクト2016」(鳥取県大山町)、「フクイ夢アート2016」(新栄商店街, 福井県福井市)、「日仏合同美術展覧会 // TRANSITION うつりかわり//」(2016, Galerie FLUIDE, シェムリー城, ブロア, フランス)「Conversation Ⅲ」(2016, スパイラルガーデン)「芸宿で下宿/空白の川プロジェクト」(2015, 芸宿, 石川県金沢市石引)、「DA+C Festival / Warung Wayang」(2015, Penang State Museum, ジョージタウン, ペナン, マレーシア)、「アートいちはら2015春/晴れたら市原、行こう」(IAAES[旧里見小学校])、「Unknown Nature」(2014, アユミギャラリー)、「夢の話」(2014, メキシコシティ)「Alterspace – 変化する、仮設のアートスペース/乱視の光」(2013, アサヒアートスクエアA)、「オバケとパンツとお星さま-こどもが、こどもで、いられる場所」(2013, 東京都現代美術館)、「黄金町バザール2012」、「アーティスト・イン・夕張プログラム」(2012~2013, 北海道夕張市)「映像芸術祭 MOVING 2012」(京都芸術センター)、「第3回恵比寿映像祭  デイドリーム ビリーバー!!」(2011, 東京都写真美術館)、「イメージの手ざわり」(2011, 横浜市民ギャラリーあざみ野)、「終わりを照らすもの 1」(2010, Take Ninagawa)など。

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